災害情報アプリ『め組』がリリースから1年が経とうとしており、アプリをより良いものとすべく日々機能強化を図っているなかご利用者様のお声を直に聞かせていただく機会をいただきました。
日高市防災危機管理課 関口様が快く取材に応じていただきました。(2015/03/05取材)
め:この度関口様には貴重なお時間をいただきありがとうございます。では始めさせていただきます。
日高市では消防団員の方々の年齢層比はどのような感じですか?
日:30代半ば、37、38才くらいですね。
め:皆さんのお仕事は自営・会社員の比率はいかがですか?
日:会社員6割自営4割くらいですね。
め:スマホの保有率はいかがですか?
日:うち6.7割ですかね。
め:実際に火災が起こって出動できる割合はいかがですか?
日:昼間の火災では半分も出動できないのが現状です。
※消防団員では3人集まれば出動することになっていて、その中の誰かが機関員になります。
め:団員の人数は?
日:団員数は161名この人数がかわらないようにしています。今年度は女性が10名になります。
め:春の火災予防運動の活動は何かされてますか?
日:ポスターを掲示したり、また、防災行政無線で町に呼びかけています。
め:消防団の方が集まるイベントは何かありますか?
日:分団によっては毎月会議をしたり掃除をかねて集まっております。
特別点検(市長が来て装備とか指揮者などのチェックをします。飯能の消防団の方と一緒にやっています。時期的には11月の第3土曜日11月~12月にかけて、それに向けて練習なども行っております。)
め:HP FBはどのくらいの頻度で見ていらっしゃりますか?
日:頻繁にはみていないと思いますが、消防団のHP等にバナー連携ができればもっと見る事ができますね。
め:必要なコンテンツはありますか?
日:火災のみでなく地震・台風・災害全般であるほうがいいのではないでしょうか。。
め:実はめ組では今後BCPやハザードマップがリリースされる予定です。
BCPでは安否確認が出来ます、ハザードマップでは危険地域をマップで表示されるものになります。
日:なるほど~
め:日高市では現在7名の女性消防団員様がいますがその活動はいかがですか?
日:女性は災害現場には行かないですが、小中学生に紙芝居やPR活動イベントの進行役 市の防災訓練各地区でのお手伝い(随時)予防を中心に活動しています。
め:最後にこのアプリが有効だった点はいかがでしたか?あとアプリの印象などありましたら教えてください。
日:水利情報がとても有効的でした。水利があることで訓練もしやすいし、使いやすいです。
このアプリが無料でなくても有料でもいいのではと思いましたね。
め:そうですか。それはとても嬉しいです。より一層の機能強化を図ってまいりたいと思います。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
最後に
関口様のお言葉から「消防団員様の活動は消火活動はもちろんのこと、防災が重要な活動となります。しかし自分たちの仕事を抱えての活動となるためボランティアに近いものです。なるべく負担の少ない団員様方によりよい活動にしていただけたらと思っております。そして今後起こりうるかもしれない災害について市民の方々にも充分な備えと知識をお伝えできたらと思っております。」
今回このような機会をいただき常に防災を意識することは難しいことだと思いますが、何が出来るのだろうと考えながら防災に関わる人々がお互いに悩みを共有しつつ地域から防災意識を広げていくことができたらととても感じることができました。
この度は貴重な時間をありがとうございました。